【家事をしていると腰まわりがつらくなる人のための体の使い方】

掃除や洗濯、料理など、毎日の家事をしていると「だんだん腰まわりがつらくなってくる」「終わるころには重だるい」と感じる人はとても多いです。特別なことをしているわけではないのに負担がたまるのは、体の使い方が知らないうちに偏っていることが大きな理由です。
家事動作に共通しているのは、「前かがみ」「中腰」「ねじる」といった姿勢が多いことです。例えば、洗い物で流し台に立つとき、掃除機をかけるとき、洗濯物を干すときなど、腰だけを動かして作業していませんか? この使い方が続くと、腰まわりだけが頑張り続ける状態になり、つらさが出やすくなります。
まず見直したいのは、腰だけで動かそうとしていないかという点です。体は本来、足・股関節・体の中心を一緒に使うことで負担が分散されます。ところが忙しい家事では、無意識に腰を折り曲げたり、ひねったりして済ませがちになります。
例えば床の物を取るとき。腰から前に倒れるのではなく、軽く膝を曲げて体を低くするだけで、腰への負担はかなり減ります。「しゃがむほどじゃない」と思う動作こそ、少し膝を使う意識が大切です。
また、流し台や作業台の前では、体と台の距離も重要です。少し離れた位置で前かがみになると、その分腰に負担が集中します。できるだけ体を近づけ、背中を丸めすぎないようにすると、楽に作業しやすくなります。
掃除機やモップを使うときは、腕だけで動かすのではなく、足ごと一歩ずつ動くことを意識しましょう。腰を固定したまま腕だけを振ると、同じ場所に負担がかかり続けてしまいます。
さらに、家事の合間に小さく体を動かす時間を挟むのも効果的です。背伸びをする、腰を左右にゆらす、軽く足踏みするなど、30秒でも構いません。「動きっぱなし」ではなく「動きを切り替える」ことが、腰まわりを守るコツです。
家事は毎日のことだからこそ、我慢ではなく工夫が大切です。体の使い方を少し変えるだけで、終わった後のつらさは大きく変わってきます。無理をせず、長く続けられる動き方を意識してみてください。










