【高齢者の転倒予防におすすめな「バランス感覚」を育てる動き】

転倒は、高齢者にとって大きな不安の一つです。「足の力が弱くなったから」と思われがちですが、実は転びやすさに深く関わっているのがバランス感覚です。バランス感覚は特別な才能ではなく、日常の動きの中で育てることができます。

まず知っておいてほしいのは、転ぶときの多くは「止まれなかった」「立て直せなかった」という場面だということです。段差につまずいた、床の物に引っかかった、その瞬間に体を支えられず、そのまま倒れてしまう。この「立て直す力」こそが、バランス感覚の正体です。

バランス感覚が低下しやすい理由の一つは、同じ姿勢・同じ動きが多い生活です。家の中での移動、イスに座る、テレビを見る。こうした動きは前後方向が中心で、横や斜めへの動きがほとんどありません。その結果、いざ予想外の動きが起きたときに、体が対応しにくくなります。

そこでおすすめなのが、「安全な範囲で体を揺らす動き」です。まずは、キッチンの流し台やテーブルなど、手を添えられる場所に立ちます。足を肩幅くらいに開き、体をゆっくり左右に動かします。大きく動かす必要はありません。「体重が右足、左足に移る感覚」を感じるだけで十分です。

次に、前後への体重移動です。つま先側に体重を乗せ、次にかかと側へ戻す。この動きをゆっくり繰り返します。ふらつきそうになったら、すぐ手で支えられる環境で行うことが大切です。

さらに慣れてきたら、片足に体重を多めに乗せる練習もおすすめです。完全に片足立ちをする必要はありません。反対の足を軽く浮かせるだけでも、体はしっかり反応します。数秒で十分なので、無理はしないでください。

大切なのは「毎日少しずつ行うこと」です。バランス感覚は、一度やったら身につくものではありませんが、続けることで確実に安定してきます。また、「怖い」と感じる動きは避け、安心できる範囲で行うことが長続きのコツです。

転ばない体づくりは、特別な運動よりも、日常の中で体をどう使うかが鍵になります。バランス感覚を意識した動きを取り入れることで、歩くことや立つことへの自信も少しずつ戻ってきます。

店舗情報

カッパ整体院 小田原店

250-0011
神奈川県小田原市栄町2-13-55 共立栄町マンション101

小田原駅東口より徒歩7分
営業時間
09:00-20:00××
09:00-18:00××

最終受付時間:19:00(平日)/ 17:00(土曜)
休診:日曜祝日