【寝ても疲れが取れない人が見直したい夜の過ごし方】

「しっかり寝たはずなのに朝から体が重い」「起きた瞬間にもう疲れている感じがする」。こうした悩みを持つ人は年々増えています。忙しい毎日を送っていると、「睡眠時間さえ確保すれば大丈夫」と思いがちですが、実は疲れが取れない原因は眠る前の過ごし方にあることが少なくありません。
人の体は、昼の活動状態から夜の休息状態へ、少しずつ切り替わっていきます。しかし現代の生活では、この切り替えがうまくいかないまま布団に入ってしまうことが多くなっています。仕事や家事を終えたあとも、スマホを見続けたり、強い光の下で過ごしたりすると、体は「まだ動く時間だ」と判断してしまいます。その結果、横になっても体は休む準備ができておらず、眠っているつもりでも回復が進みにくくなります。
まず意識したいのは、夜の環境づくりです。就寝の30分〜1時間前から、部屋の照明を少し暗くするだけでも体は落ち着きやすくなります。テレビやスマホを完全にやめるのが難しい場合でも、ダラダラ見続けるのではなく、「ここまで」と区切りをつけることが大切です。横になりながら画面を見る習慣は、体と頭を休ませにくくするので注意が必要です。
次に大切なのが、体の緊張をゆるめる時間をつくることです。日中は知らないうちに肩や首、腰まわりに力が入り続けています。その状態のまま布団に入ると、体は休みたいのに力が抜けず、浅い眠りになりやすくなります。寝る前に背伸びをしたり、肩をゆっくり回したり、深呼吸を数回行うだけでも、体は「休んでいい時間だ」と感じやすくなります。
入浴のタイミングも見直したいポイントです。寝る直前に慌ててお風呂に入るよりも、少し早めに済ませて、体が自然に落ち着く時間を取るほうが効果的です。熱すぎないお湯にゆっくり浸かることで、体全体がゆるみ、夜の過ごし方に余裕が生まれます。
また、夜の姿勢にも注意が必要です。ソファで長時間丸まって過ごすと、体は固まりやすくなります。一度立ち上がって体を伸ばす、軽く部屋を歩くなど、姿勢を切り替えるだけでも体はリセットされます。こうした小さな動きが、眠りの質を高める助けになります。
疲れを取るために特別なことをする必要はありません。夜を「一日の終わり」ではなく、「次の日のための準備時間」と考えることが大切です。過ごし方を少し整えるだけで、朝の体の軽さは確実に変わってきます。










